こんにちは、ルレムラ(@luremura)です。
「誰だって人の話を聞くよりも自分の話を聞いてほしい」シリーズ第二弾。
私が過去に出会った人々の中から、「自分の話を聞いてほしい」感の強かった人のお話をしていきます。
今回は「こっちの話を踏み台にして、いつの間にか私が聞き役に回っていた」お話です。
前回の「縁を切った友人」の話はこちら。

では行きましょう!
誰かに話を聞いてもらいたかったので友人に連絡
いきさつをお話ししておくと、私は派遣社員時代にいきなりクビを宣告され、ショックとストレスで片耳が聞こえにくくなったことがあります。(すぐ治った。)
↓このときですね。
で、不安になるとやはり誰かに話を聞いてもらいたくなるもの。このとき、信頼できる誰かに話を聞いてもらいたかった。
「ただただ私の話を聞いてなぐさめて」もらいたかったのですね。
このとき、「信頼できる人=何かと連絡をくれたり誘ってくれる人」で浮かんだのが、友人の「ほんわかさん(仮名)」でした。
「ほんわかさんなら私の話を聞いてくれるはず!」と連絡を取り、後日カフェで話を聞いてもらうことにしたのでした。

しかし、これが間違いのはじまりだった…
信頼できる友人に話を聞いてもらうことに
ここで今回の話の主人公、友人のほんわかさんについて簡単に説明。
ほんわかさんは元々私の友人の友人で、ひょんなことから知り合って仲良くさせてもらっていました。
ほんわかさんの印象をまとめるとこんな感じ。
- 私よりも少しお姉さん
- 女の子らしくほんわかした印象
- ときどきイベントなどに誘ってくれる
- おしゃれさん(古い言い方で森ガール的な感じ)
- よくしゃべる
- 顔が広い
- スピリチュアルなものが好き
- フットワークが軽い
- 精神的にやや不安定なところがある
- 会話がフワフワしている(論理的なことは苦手?)
私にとってのほんわかさんの一番の魅力は、分け隔てのなさやフットワークの軽さでした。
知り合ったその日に私をイベントに誘ってくれたので、「あっしみてぇな人間を誘ってくれるでやんすか!」と評価爆上がりだったわけですよ。(自分から誘えない人間なので)
さて、カフェで久々に会ったほんわかさん。こちらの話を聞いてもらおうとしたのですが…、私は、
完っ全に話を聞いてもらう相手を間違えていた
のです。
相手の話を踏み台にして、自分の話をはじめた友人
友人であるほんわかさん。こちらがいきさつを話しはじめたまではよかった。
しかし…
早々にこちらの話を踏み台にして、過去の自分の苦労話をはじめたのです。

(あれ?なんか雲行きあやしくなってきた…?)
このときの流れを言うと、
↓
「だから私の話を聞いて」
こんな感じ。
おいおい、話ちゃんと聞いてもらえてねぇよ…!!
ほんわかさんは、不幸自慢のつもりはなかったのでしょう。でも結果的に不幸自慢になっていました。
もちろん上のとおりに言ったのではありません。しかし、こちらの話を踏み谷されてしまった以上、そう受け取られかねない流れでした。
ほんわかさん本人は、これ、無意識にやっています。
だから、本人に伝えても当然否定します。(実際に、後日ほんわかさんに伝えるとまったく覚えていなかった)
さて、「この人には話を受け止めてもらえない…」と悟った私。
その後は、ほんわかさんの苦労話に相槌を打ち、驚き、話を促すという、ほぼ聞き役に徹しておりました。

しかも、同じ話を何度も何度も繰り返していたなぁ…
で、最終的に「うん、そうだね、私の苦労は大したことないね。私もほんわかさんのように頑張るよ」と、帰宅したのでした。
(蛇足の脱線)心のキャパは人によって違う
こんなふうに「私(俺)のほうが苦労大きい・大変な思いをしているから、お前は我慢しろ・お前は大したことない」という人。
こういう人たちは、キャパが大きいうえに、多少の困難があってもきちんと生きていける人たちでしょう。
そして、この人たちはこの人たちできっと、親や周りから同じようなことを言われて、自分が傷ついたことを次第に「大したことないんだ」と思うようになったのかもしれない。
しかし実際、傷はしっかり残っているわけで。
なので、私のようにキャパが少なく、神経質で弱い人間が、すぐに傷付いてオロオロして、あっさり弱音を吐いているのを見ると、内心どこか腹が立っているのかもしれない。
「私だって弱音吐きたいのに、先に弱音吐いてズルい!」みたいな。
しかしですね、人によってキャパって違うし、感じ方も人生経験だって違うんですよ…
帰宅後、友人のLINEを見て閉口
さて、この出来事の帰宅後、ほんわかさんからLINEが来ます。
内容は「ルレムラちゃんと話ができたおかげで、自分の考えが整頓できたよ♪」というものでした。

…あれ?私が話を聞いてもらおうと思っていたのに、私がほんわかさんの聞き役になっていた??
私はこのときはじめて、相談するはずが、自分が聞き役になってしまっていたことに気付きます。
ほんわかさん、どういう気持ちでこのメッセージを送ってきたのかな。
このとき、私は自分のモヤモヤの正体がわかりませんでした。正確に言えば、モヤモヤに気付いていたくせに、気付かないふりをしました。
なぜモヤモヤをスルーしたのかというと、友人であるほんわかさんに、不満と怒りを認めてしまうからです。
このときのコアラさんと同じで、「友達にそんな悪い感情を持っちゃだめ」と抑えてしまったのですね。
もうね、完全に人選ミスでした…
そのLINEを見た後、私は「話を聞いてくれてありがとう♪」と、本音とは裏腹なメッセージを返したのでした。
結論「相談相手はよく選ぼう。でないと話を踏み台にされる可能性がある」
このときのほんわかさんで学んだのが、
「相談相手はよく選ぶこと。でないと話を踏み台にされる可能性がある」
自分がつらいときにコレされると、本当にイラっとします…!
ほんわかさんの聞き役になれる人は、余程時間がある人か、自我が少ない人でしょう。
相手が「つらい」と言っているときは、傾聴に徹しようね!
後日、こうなりました…↓

「誰だって人の話を聞くよりも自分の話を聞いてほしい」シリーズ第三弾の「会話泥棒」はこちら。

相手の態度に蓄積して「縁を切った友人」の話はこちら。

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