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派遣ってどうなの?ボーナスや有給は?元派遣が教えるデメリット5つ

シャツ 派遣ってどうなの?

こんにちは、ルレムラ(@luremura)です。

ドラマなどで登場する派遣社員って、お金のことなどで憂き目に遭う描写が多いですよね。デメリットが多そうなイメージだと思います。

今回は、「派遣ってどうなの?」シリーズ第三弾として、制度で感じた「派遣のデメリット」を取り上げます。

ほかの「派遣ってどうなの?」シリーズはコチラ。

この記事の内容は2015年から2017年時点のことです。法や派遣会社など、当時とは事情が変わっている可能性があります。

【デメリット1】派遣にはボーナスがない

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派遣社員は正社員じゃないので、ボーナスは出ません。

つまり、月給のみでやりくりすることになるので、必然的に節約志向になります

高い買い物はできないですし、旅行はおろか、県外に行くのもためらわれます。

配偶者がいて共働きとか、実家住まいだと、派遣社員でもまだ大丈夫ですが、一人暮らしの派遣がお金のかかる趣味を持つには、かなーり切り詰めないと厳しいです。

っていうか基本無理です。

あと、まとまった高収入がないので、美容関係にお金をかけられなくなります。

例えば脱毛サロン。コースで契約すると高いですよね。女性だとつらい問題です。

このボーナスの問題なのですが、私の場合、幸か不幸か、正社員時代にボーナスをもらったことがありません(それはそれでどうなの)。

つまり、大金の恩恵を味わったことがないので、派遣社員時代の収入と比較して落ち込むことがさほどありませんでした。比較対象が低いのは、ある意味幸せかもしれませんね。

こういったボーナスの問題は、正社員→派遣社員になった方だと、大きく感じるデメリットだと思います。

当時、私のいたスタッフサービスでは、ボーナス制度はありませんでした。しかし、派遣会社によっては、ボーナス制度のあるところもあるようです。気になる方は事前に確認しておくといいでしょう。
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【デメリット2】有給は1日単位しかとれない

私の所属していた派遣会社(スタッフサービス)の場合ですが、有給は、時間単位、分単位で取れず、1日単位でしか取れませんでした。

仕方がないので、中途半端な用事のとき(早退して病院に行くとか)は休まず、できる限り用事を詰め込んで、「1日中用事でいっぱい」の状態で、有給を取っていました。

しかし、どうしても早退せざるを得ないときは、タイムカードの休み時間数を増やして調整していました(もちろん、派遣先の上司に相談済み)。

うっかり有給は使えないので、勤務時間を削って休ませてもらっていたのですね。

しかし、その分勤務時間が減るわけなので、お給料も引かれてしまいます…。

2020年現在、2020年4月1日から労働者派遣法が改正、施行されたことを受け、半休(半日単位での有給)を導入した派遣会社もチラホラあるようです(パソナなど)。気になる方は、半休を導入している派遣会社か確認しておくといいですね。

【デメリット3】月や会社によって給料にバラツキがある

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派遣社員は、時給制の出勤日数で、働いた時間数だけお給料が出ますなので、月によって給料にバラツキがあります。

困るのは、5月のGW期間、8月のお盆、1月の正月休みです。普段の月より2、3万円は給料が低いんですよね…。

「休みが多くて嬉しい!」けど、「お給料が下がる!」がワンセットになっているのです。

ところでこのデメリット、勤務日数も勤務時間も多い派遣先ならまだいいんですよ。

しかし、中にはこんな会社もあります。

  • 1日の勤務時間数がちょっと短い(5時半じゃなくて5時に終わる)
  • ひと月の勤務日数が2日ほど少ない(土曜日がすべて休みなど)
  • 駐車料金が自己負担(駐車場料金が7,000円かかるとか…!)

こんな会社に当たったとき、「派遣でも生活できる!」と感じた私の思い上がりが粉々に砕かれるハメに。

「派遣って、時間数が少ないだけでこんなに給料が変わるのか!」と震撼しました。

このときばかりは切に、「なんでこの派遣会社(スタッフサービス)は『副業OK』か確認しておかなかったんだろう…」と心底悔やみましたね。

そういえば、私、過去にも7,000円の駐車料金についてボヤいてますね 笑

【デメリット4】派遣社員は出世と無縁

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派遣社員は、その会社の正社員じゃないので、出世街道がありません。

なので、どんなに仕事ができても、ずっとペーペーのままです。

ただし、仕事がきちんとできる派遣社員は、雇っている会社から正社員のお誘いがかかることもありますよ。チャンスもちゃんとあります!

あと、「正社員として出世街道に乗る=お金もその分もらえる=責任が発生」します。

メリットの記事で紹介した、「派遣社員は、難しい仕事や責任が大きい立場は要求されない」がために、必然的にその立場や責任に似合った給料になるのですね。

もちろん、派遣先の会社や派遣社員の技能にもよります。

【デメリット5】家族を扶養に入れてあげられない

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派遣社員は、正社員ほどの経済力がないので、家族を扶養に入れてあげられません

ただし、これには条件があります。実例として私の場合をお話しますね。

親を扶養に入れられなかったときの話

私の家では、少し前に父の退職がありました。それにともない、両親共々「私の扶養に入れないものか?」と相談があったのですね。

今までは父の扶養に母が入っていたのですが、父の認識では「扶養は簡単に入れる」…ハズでした。

しかし、よくよく調べてみると、それはちゃんと収入がある人に限ったことだったのですね(父は勤続40年の真面目一筋人間)。まぁ、当たり前ですよね。

そうとは知らない私。早速、派遣会社の相談窓口と健康保険組合に問い合わせてみたのですが、

派遣が親を扶養に入れるために、次の条件を提示されました。

  • 実際に家族を養っている証拠が必要 → 3か月分の送金の履歴(通帳のコピー)が必要
  • 生計維持者として認められるためには、両親の1か月分生活費の半分以上負担している必要がある → 「1か月分生活費」というのは、統計局のデータから判断されるとのこと。データを見ると、最低でも10万は必要のよう。

私はこの話を電話口で訊いて、「箸にも棒にもかからないねぇ!」と思ったものでした。

実際のところ、扶養の申請をしても半分以上の派遣は、はねられてしまうようです。以下、電話口の会話。

 

明らかに派遣にとって無理な条件なのに、なんでわざわざ派遣社員にも、扶養制度を設けるんですか?(要約:希望持たせんといてやー!)

(遠慮がちに)時給の高い方は可能なようでして…

……

 

そうだ、派遣と言ってもみんながみんな時給が同じわけではなく、中には高い時給でバリバリ働いている人もいるのだ…

溜息しか出ませんでした。

派遣のデメリットで、一番情けなかったかもしれない

とまぁ、このようにですね、時給が高かったら、派遣でも親を扶養に入れてあげることは可能なようですよ。

派遣社員でご家族の扶養を考えている方、えーと、決して希望は捨てないでください…。

派遣のデメリットまとめ

以上、制度で感じた派遣社員のデメリットを解説しました。

制度上のデメリットなので、「どうしようもない」と、感じる部分が多いですね。

ただ、派遣会社によっては違うと思うので、担当者さんに色々尋ねてみるといいでしょう。

次回は、制度以外で感じた派遣のデメリットを挙げたいと思います。

読んでいただきありがとうございました!

この記事は2017年時点、筆者が経験して知った制度上のデメリットです。なにとぞご了承ください。

 

次は「制度以外の肌で感じた派遣のデメリット」です。 「使えないクビを切られるのか?」など、実体験に基づいて書いてます。

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